子どもが元気な笑顔で毎日が過ごせることが、日々の保育の基本となります。
保育園では登降園時、保護者と保育士等がお子さんの様子を知らせあったり、毎月身体測定を行い健康管理に役立てています。
健康診断は内科検診・歯科検診・尿検査を実施しています。
内科医・歯科医の検診にあたっては事前に保護者からの健康相談を聞いておき医師による助言や指導をお伝えしています。
- 小児科 中川嘉洋医師 中川内科小児科クリニック 0772-20-3838
- 歯 科 金下祐己医師 金下歯科医院 0772-22-2215
病気について
病気にかかられましたら小さい子どもですので、感染するのも早いです。早期に治療して毎日健康な体で登園しましょう。呼吸器症状(咳など)がある場合や前日に熱があった場合は登園を控え、解熱後24時間以上を経過してから登園するようにして下さい。また、健康上に変わったことがあれば、登園時に必ずお知らせ下さい。
保育中、発熱や嘔吐、下痢など体調が悪くなったときはお知らせいたします。
伝染性の病気の場合には早急にお知らせ下さい。治って登園される時は、登園届を提出してください。(医師による意見書も登園届に代わります)

SIDS「乳幼児突然死症候群」のこと
SIDSは元気だった赤ちゃんが何の前ぶれもなく突然亡くなってしまう病気です。
「それまでの健康状態や既往症から全く予想できず、しかも解剖しても原因がつかめない、乳幼児に突然死をもたらす症候群」と規定されています。
ほとんどは、生後1~6ヶ月までの赤ちゃんに起こり原因は不明ですが、呼吸機能が低下する睡眠中に起こるので、何かがきっかけになって、無呼吸発作を起こしたためと考えられています。
保育園では、保育者が赤ちゃんの眠っているときも様子を観察し、睡眠チェックを行っています。
- 仰向け寝で育てよう。
- たばこをやめよう。
- できるだけ母乳で育てよう。
- なるべく赤ちゃんを一人にしない。
集団生活でかかりやすい流行性の病気一覧
※『保育所における感染症対策ガイドライン』より下記の病気にかかった場合は、治癒して登園する時に 医師による意見書の記入が考えられる感染症です。
感染症名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
---|---|---|
麻 疹 (はしか) | 発症1日前から発しん出現後の 4日後まで | 解熱後、3日を経過してから |
風 疹 (三日はしか) | 発しん出現の 前7日から後7日間位 | 発しんが消失してから |
水痘 (水ぼうそう) | 発しん出現1~2日前から 痂皮形成まで | すべての発しんが 痂皮化してから |
流行性耳下腺炎 (おたふくかぜ) | 発症3日前から耳下腺腫脹後4日 | 耳下腺、顎下線、舌下腺の腫脹が発現してから5日を経過するまで、かつ全身状態が良好になるまで |
咽頭性結膜熱 (プール熱) | 発熱、充血等症状が 出現した数日間 | 主な症状が消え2日経過してから |
流行性角結膜炎 | 充血、目やに等症状が出現した数日間 | 感染力が非常に強い為結膜炎の症状が消失してから |
百日咳 | 抗菌薬を服用しない場合、 咳出現後3週間を経過するまで | 特有の咳が消失するまで又は5日間の適正に抗菌性物資製剤による治療を終了するまで |
腸管出血性大腸菌感染症 (O157、O26、O111等) | 症状が治まり、かつ、抗菌薬による治療が終了し、48時間をあけて連続2回の検便によって、いずれも菌陰性が確認されたもの | |
急性出血性結膜炎 | ウイルスが呼吸器から1~2週間、便から数週間~数カ月排出される | 医師により感染の恐れがないと認めるまで |
髄膜炎菌性髄膜炎 | 医師により感染の恐れがないと認めるまで |
アデノウイルス感染症(肺炎・咽頭性結膜炎(プール熱)・流行性角結膜炎・胃腸炎・扁桃腺炎・上気道炎出血性膀胱炎・気管支炎・急性濾胞性結膜炎)
※下記の病気の場合は医師の診断を受け、保護者が登園届を記入することが考えられる感染症です。
病名 | 感染しやすい期間 | 登園のめやす |
---|---|---|
インフルエンザ | 症状が有る期間(発症前24時間から発病後3日程度までが最も感染力が強い) | 発症した後5日を経過し、かつ解熱した後2日を経過するまで(幼児(乳幼児)にあっては、 3日を経過するまで |
新型コロナウイルス | 発症2日前から発病後3日間が最も感染力が強い | 発症した後5日を経過しかつ症状が軽快した後1日を経過するまで |
溶連菌感染症 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後1日間 | 抗菌薬内服用後24~48時間経過していること |
マイコプラズマ肺炎 | 適切な抗菌薬治療を開始する前と開始後数日間 | 発熱や激しい咳が治まっていること |
手足口病 | 手足や口腔内に水疱・潰瘍が発症した数日間 | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
伝染性紅班(リンゴ病) | 発しん出現前の1週間 | 全身状態が良いこと |
ウイルス性胃腸炎 (ノロ・ロタ・アデノウイルス等) | 症状のある間と、症状消失後1週間(量は減少していくが数週間ウイルスを排泄しているので注意が必要) | 嘔吐、下痢等の症状が治まり、 普段の食事がとれること |
ヘルパンギ―ナ | 急性期の数日間(便の中に1か月程度ウイルスを排泄しているので注意が必要) | 発熱や口腔内の水疱・潰瘍の影響がなく、普段の食事がとれること |
RSウイルス感染症 | 呼吸器症状のある間 | 呼吸器症状が消失し、全身状態が良いこと |
帯状疱疹 | 水疱を形成している間 | すべての発疹が痂皮化(かさぶた)になること |
突発性発しん | 解熱し機嫌が良く全身状態が良いこと |